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2010年2月24日 (水)

【IFSAのコラム=読書篇】=本山美彦・萱野稔人『金融危機の資本論』。超刺激的対談!

◇旧PCのダウンに伴う新PCセットアップ&ソフトのインストール&データ移管等で、かれこれ1週間を費やしてしまった。◇なにしろこれを機に、通信方法とプロバイダーも替えたのだから。◇ということは当然、メールアドレスも変更。家を引っ越したと同じような諸手続に明け暮れた。

◇さてそれも一段落。そろそろ読書を再開というところで出会ったのが本山美彦・萱野稔人(としひと)対談『金融危機の資本論』(青土社・2008.12)だった。

◇たしか毎日新聞でたった2行ほど触れられていてその存在を知ったと記憶する。◇近ごろまれなるラジカルな(=根底的な)本ですよ!的口調だったので、それらに弱いIFSAは新宿のジュンク堂ですぐ手に入れた。

◇著者の本山はその筋では有名な経済学者にして京都産業大教授(京都大名誉教授)。IFSAも過去に3冊ほど読んでいる。◇かたや萱野はといえば、津田塾大准教授の哲学者らしく、1970年生まれというから若い。

◇ただし対談を読むかぎりこの萱野、とてもそうした若手には思えず、40代後半のおっさん的雰囲気を醸し出す。◇というのも、われわれ団塊世代が体験してきたような事象をこともなげにさらっと言ってのける渋さに満ちているからだ。◇それでいていシャープときている。

◇さらに余計なことをいえば、出版社が青土社というのもおもしろい。◇月刊詩誌「ユリイカ」や月刊思想誌「現代思想」ばかりか、単行本もどこか気取りの多いこの本屋さんが、ここまで具象的な米国弾劾論を出してくれるというミスマッチも楽しい。

◇さて肝心の内容は?◇それは読んでのお楽しみということにしておこう。◇プラザ合意バブル発生「失われた=失った10年」コイズミ以後の閉塞社会日本・・・・・・・。◇こんな流れの背景にどこか<???>を感じてきた人々なら、この本があまりに刺激的であることは間違いなかろう。

◇マスコミの絶対善的論調に馴れっこになりながら、いやそれは違うんじゃないか!との直感(直観)。◇その正しさを、地味なタイトルの当書はエキサイティングなまでに後押ししてくれる。

◇たった1400円(税別)なら安いもの。CPは異常に高い。◇IFSAが短時間で読了した地味なタイトルの『金融危機の資本論』は、何色もの水性ペンや蛍光ペンで塗りたくられてガッチャガチャ。

◇ああそうそう、本書は米国弾劾&米国礼讃(=こちらはもちろん皮肉で、アングロサクソンのしたたかさを大したタマゲタと本山が<称揚>している)ばかりか、軽薄そのもの知識人たちへも鋭い矢を放ってくれている。

◇まあ、論理的なカタルシスと新たなる知見を得たい人にはおすすめですね。◇なにせ理論的にきっちり納得させてくれますから。◇しかもそこにはユーモアもある。

◇映画の紹介と同じで、内容を語ってしまっては興ざめ。◇あとは読んでのお楽しみということで。(敬称略)

★★[IFSA・阿部社会学ラボ]★★阿部道生★

〔ご参考〕IFSAとは&IFSAの経歴>はこのリンクをクリックください。

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コメント

IFSAさんご推薦ということで、買って読みました。金融工学なんかインチキだ、と思っていましたが、それは思考停止だったな、と反省。スキームと時間軸の俯瞰に役立ちました。

投稿: ぐりぞう | 2010年2月26日 (金) 22時32分

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