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2009年6月26日 (金)

IFSAのフォロー=五輪誘致にみる石原キレイゴト知事。きわまってついに品なき本音が

◇IFSAは2009.06.18、当通信に【五輪招致厳しい!で焦りまくりの石原都知事。記者会見にて持ち前のお下劣さを全開】をアップした。◇今回はそのどうしようもなさに加え、ローザンヌでの五輪招致プレゼンテーションで明らかとなった<本性丸出し>というか、窮迫後の<品なき本音>を取り上げてみたい。

★★16年夏季五輪:招致プレゼン 「東京は最高の舞台」
石原知事、環境と財政アピール
毎日jp.09.06.18

◇スイスのローザンヌにて「(前略)投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)委員にアピールした」石原慎太郎都知事、「(前略)『4000億円の資金を手元に用意している』と安定した財政面を強調」だとか。◇「英語にフランス語を交えたスピーチを披露し、政府の全面支援を約束する麻生太郎首相のビデオも上映した」。

◇ついに出ました、カネカネカネ。そして政府のお墨付き宣伝。◇とってつけたような平和がどうたら、日本にしかできないオリンピックがどうたら、「世界一コンパクトな(東京)五輪」がどうたらなどはすでにどこかへ吹っ飛び、最後はカネだろうとばかり胸を張ってみせたという次第だ。

◇「コンパクトな配置」などは、オバマ大統領の地元・シカゴも打ち出していることだし、アピール力が弱すぎると石原自身よく分かっているのだろう。◇そうなりゃ、<手元に4000億円>ってわけか?

◇まあ米国(シカゴ)はともかく、スペインやブラジルなどはGDP超大国・日本を前にすりゃゴミ同然、悔しかったら4000億円を凌駕(りょうが)してみろといっているような<札ビラ傲慢(ごうまん)さ>がにじみ出ている。◇この男にふさわしい主張!と見るのがむしろ正しいかもしれない。

◇もうひとつ、石原慎太郎のすがるのが<皇太子による支援>。◇この件はもう10カ月以上も前から石原がこだわりながら、まったく実現しない。◇思えばもう1年近くになろうか、08.07.11、石原はこう息巻いていた。

★★石原都知事:宮内庁に怒る
五輪招致の皇太子さま支援で
毎日jp.・
08.07.11(A)

★★「宮内庁のばかが」とまた批判 石原知事、五輪招致で
TOKYO WEB・08.07.17(B)

◇「16年夏季五輪の招致を目指す東京都の石原慎太郎知事は(中略)、皇太子さまの招致支援に難色を示している宮内庁の姿勢を『役人の出てくる話じゃねえんだ。国家の事業の話だから。僭越(せんえつ)の限りだ』と批判した

◇またまた出ました、いつもの湘南ベランメエが。◇「石原知事は会見で、宮内庁が森元首相の打診にも難色を示していると問われ『宮内庁ごときが出てきてだな、そんなことを言うことは僭越の限りだ。そういう役人が日本を滅ぼしてきたんだ。国民投票したらいいんだよ。圧倒的に皇太子に行っていただきたいに決まっていますよ』と語気を強めた」(以上(A))。

◇石原知事は「(前略)招致活動への皇太子さまの協力は難しいとした宮内庁東宮大夫の見解に触れ宮内庁のばかが余計なことを言って』と批判した」(B)。

◇その1カ月後の昨年8月、スポーツジャーナリスト・谷口源太郎が実にいいことを書き記す。

★★理念なき「東京オリンピック招致」の醜い競争
DIAMOND online・08.08.25

◇文中の小見出しは「最後の切り札は皇室の取り込み?」。

◇「『宮内庁ごときが決めることじゃない。国家の問題なんだから。木っ端役人が、こんな大事な問題、宮内庁の見解で決めるもんじゃない』」をまず紹介し、「石原氏は、オリンピックを招致するのは東京都であるにもかかわらず、まるで国家が招致するかのように話をすり替え、その象徴に皇室を持ってこようとしているのだ」と正面から批判する。

◇「一方、JOC内部にも、皇室を待望する声がある」。◇「『「アジアでの石原さんのイメージは、よくないので票に結び付かない恐れがある。皇太子殿下であればイメージは変わりますから』」。

◇「IOC理事会の評価のなかで東京が最下位だった項目は、IOCの独自調査による招致についての世論支持率だった」。◇「この結果について報道関係者から質問された石原氏は、苛立った様子で、『君たちのせいだよ。メディアが足を引っ張るから』と声を荒げた」。◇恨みがましく弱々しい石原の姿がここにのぞく。

◇「なぜ、オリンピックを招致するのか、という肝心な理念について、石原氏は『理念なんかどうにでもつくれる』と言い放った」。◇そして石原にふさわしくないハト派的理念を、臆面もなく接ぎ木した。超右派をかなぐり捨ててまで。

◇「理念もなくオリンピックを招致するというのは、石原氏には別の企みがあるからだ」と谷口は言う。◇「別の企み」?誰しもすぐに想像のつくことをグダグダ書くほどにIFSAは退屈な良識派ではないから、やめておこう。

◇「企み」の内実がミエミエだからこそ、都民・国民による五輪誘致の支持率が上がらない。ましてやこの時代にオリンピックで日本盛り上げだって?◇もういいかげん開発途上国的発想から抜けだそうよ!くらいには日本社会も成熟しつつあるのだから。

◇しかし、上から目線の石原にはそれがまったく見えない。しゃばの空気が読めない。◇その辺を百も承知の宮内庁は政治的要素を嫌って拒否。◇石原より数段エライとだけは言い得よう。

◇にもかかわらず、今月になっても石原都知事は言い続ける。

◇ローザンヌ・プレゼン出発の成田空港で知事は語った。◇まずは「(前略)招致争いの現状については『専門家の情報だと実に際どい。それぞれのIOC委員の投票基準が違うから、なかなか難しい』と苦笑交じりに分析(後略)」。◇そのうえで・・・・・・・。

◇「また開催都市が決まる10月のIOC総会(コペンハーゲン)に向け『勝つ決め手はこれしかない』と、皇太子ご夫妻の総会出席をあらためて切望した以上、★★石原都知事「懇切丁寧に説明する」 五輪招致プレゼンへ・NIKKEI NET(共同)・09.06.17)

◇自身の利益のためにはどんなことでも!という石原慎太郎の度し難い<我(が)>が顕著なまでにあらわれている。◇こんなものに従えってか?◇そういう役人が日本を滅ぼしてきたんだとあしざまに言われた宮内庁、いったいそれはどっち?と思っていることだろう。

◇日本にとってオリンピックなんぞ、頼むからやってくれと言われて重い腰を上げるくらいでちょうどいい。◇他からむしり取ってくる、日本はそんな段階をとうに過ぎた国なのだくらいの矜持(きょうじ)をもてないのか、連中は。◇おお、なさけない。(敬称略)

★★[IFSA・阿部社会学ラボ]★★阿部道生★

〔ご参考〕IFSAとは&IFSAの経歴>はこのリンクをクリックください。

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