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2008年10月11日 (土)

IFSA・週なか掲載=かなり気になる、先週の <ベタ扱い>的重要記事(08.10.05現在)

<福田おじいちゃま(兼)おぼっちゃま首相の、使いこなせぬオモチャぶん投げ事件&おちゃらけ総裁選>の余波で大幅にずれ込んでいた【IFSA・週なか掲載=かなり気になる、先週の <ベタ扱い>的重要記事】も、今回でようやく追いつけそうですこれからはまた、バラエティあるテーマにチャレンジしていきます

★★麻生首相:11月半ば以降の総選挙模索
政権転落におびえ
毎日jp.・2008.10.06

◇ここで取り上げたいのは、タイトルにある選挙日程ではなく、以下のようなお粗末な部分。◇まずは福田康夫から始めよう。◇「福田前首相の退陣表明は、総裁選を通して自民党の勢いを取り戻し、解散権を新首相の手に取り戻すことが主目的だった」。◇これこそ、福田が自画自賛する<私はキミと違って客観的にものを見られる!>の中身であり、結果は周知のごとく<ドッチラケ総裁選興業>に終わったから笑わせる。

◇IFSAのように政界にうとい人間でさえ、こんな総裁選など盛り上がるわけがない!と、ちょっとした生活感からすぐ分かってしまうというのに、この<客観自慢のじいちゃん・ぼっちゃん>にはまったく見通せないらしい。◇「あなたとは違うんですよ」と一喝された中国新聞記者は、やはり<違ってよかった>と思っていることだろう。

◇次なるお出ましは、東映に出てきそうな超コワモテの古賀誠。顔と雰囲気には思わずビビッてしまう。◇このお方、きまって最初はキレイゴトの良識派的スジ論を展開しながら、最後にはコロッと時の権力へなびく・・・・・・・の繰り返し。◇コイズミ時代もその後も、このクセは見事なまでに貫徹されている。◇これじゃコワモテに対して失礼だよと言いたくなるほど、超なさけないのだ。◇その古賀が言っている。

◇「9月28日昼、自民党の古賀誠選対委員長は北海道中標津町で講演し、『麻生首相が腹をくくった(選挙)日程がある』と述べ、10月上旬解散、11月2日投票を強く示唆した」。◇「ところが、同日夜の講演(釧路)では『11月総選挙が独り歩きしている。政策を積み上げるまで解散を待つのが政治だ。政権を失ってはならない』と一転してトーンを変えた」。

◇「わずか半日で何があったのか」。◇「古賀氏がひょう変したのは、次期衆院選の情勢調査(自民による独自調査-筆者註)の中間集計を聞き、衝撃を受けたからだった」。◇従来からの3役にプラスし、選対委員長ポストを4役目(=たしかSPがつく)へ格上げさせた古賀にしてこのテイタラク。専門家に値しない。◇金をかけた「情勢調査」などせずとも、福田・古賀のピンズレ現実認識を見れば自民の崩落ぶりは明白といえよう。

★★麻生首相:「責任政党は自民」
小沢氏代表質問に返答
毎日jp.・08.10.02

◇「麻生太郎首相は1日の衆院本会議で『確固たる政権担当能力を持ち、日本の未来に責任を持てるのは自民党と固く信じる』と述べ、政権運営への強い意欲を示した」。

◇いつ聞いても気持ちの悪いコトバではないか、<責任政党>って。◇そもそも、対極には<無責任政党>や<非責任政党>なんてものがあるとでもいうのか。◇巨人みずから球界の盟主と言い放つ際の気色悪さに通ずる。

◇2代にわたり首相が、それもたった1年で政権から逃亡。◇そんなトップをいただく政党が、それでも<責任政党>だったり、唯一の<政権担当能力政党>だったりという根拠を、<責任政党>総裁の麻生からぜひ聞かせてもらいたいものだ。

◇そりゃ、民主党に<政権担当能力>があるかどうかは、やらせてみなければ分からない。◇しかし、A党にその能力のないことが明々白々となれば、まずもってAから政権を取り上げB党へ移行させる。◇そして国民の手でBを締め上げ、付託に耐えられるかを厳しく審査する。◇その間、Aは再起を期して徹底的に自身を鍛える。政権を取ったBが恐れるほどに。

◇こうしたダイナミズムの前では、何ら実体のない<政界の盟主>気取りなど恥ずかしくて退散するほかはなかろう。

★★【麻生首相所信表明】とてつもない楽観論
「選挙」にかすむ国家のありよう
MSN産経ニュース・08.09.28

◇産経新聞のことだから、まず「国家のありよう」への言及がないといった、国家論重視的麻生演説批判は当然といえよう。◇しかしその点は留保しても、この産経・高木桂一の指摘はシャープだった。たとえばこんな具合に。

◇「麻生太郎首相は29日の所信表明演説で、『民主党』という言葉を12回持ち出し同党への攻撃姿勢を前面に打ち出した」。◇「ただ半面、危殆(きたい)に瀕しつつある日本をどういう方向に導いていくのか、指導者としての思いや決意がかすんでしまったことは否定できない」。◇「『明るさ』が持ち前とされる首相の真骨頂ではあるが、各論となると『とてつもない楽観論』(自民党中堅)でちりばめられた」。

◇たとえば、「(前略)景気対策への具体的な処方箋(せん)や道筋は示せず」、「(前略)歴代首相が触れてきた消費税増税の必要性にも口を閉ざした」。◇また、「民主党が選挙をにらんで与党への格好の攻撃材料としている社会保障制度や格差是正問題も主要項目から外した」。◇「選挙へのマイナス要因となる材料は封印しておきたいとの思惑が透けてみえてくる」

◇「民主党を攻撃するのもいい。だが演説で『宰相・麻生』はいったい日本をどうしたいのか、国民に伝わったとは言いがたい」。◇「民主党幹部はほくそえむ。『首相は決して攻めているのではなく、守りに入っている。背中を膨らましているネコにみえてくる』」。

★★「指名時に適任は言い逃れ」
鳩山氏、首相発言を批判
MSN産経ニュース・08.09.29

◇「民主党の鳩山由紀夫幹事長は29日、麻生太郎首相が、辞任した中山成彬前国土交通相を『指名した段階では適任だった』とした発言について『言い逃れで許されない』と批判した」。

◇「指名した段階では適任だった」。今年の○理屈どん引き大賞まちがいなしだろう。◇これは便利と、思わずうなってしまう。◇社員が不祥事を引き起こしても、「採用段階では適任だった」でおわりってか。◇コイズミの、<戦闘地域定義><フセインが見つからないからといって><人生いろいろ>にも匹敵する名作だろう。

◇ところで、この指名時適任者・中山をはじめ、どうしてこうも彼らは<単一民族>を言いつのりたがるのだろう。事実をゆがめてまでそれを自慢したがるのだろう。◇もちろん、<単一民族>というものに最大の価値をおいているからに相違ない。◇だが、こうしたgenuine(=純血種)思想のほうがよほどgenuine(=誠実な)でない、ということに彼らは気がつかない。◇いつも何かにおびえる狭量な彼らよ!

★★「和歌山に行かなくてもヒ素入り穀物」 
鳩山総務相
asahi.com・08.10.04

◇またまた出ました、鳩山弟の妄言録。すべてをまとめ、何とか新書として出版したらどうだろう。◇「鳩山総務相は3日、佐賀市内のホテルで、食糧問題について触れる中で『和歌山でヒ素カレー事件というのがあるが、本当に和歌山に行かなくたってヒ素入りの穀物というのが出てくる』と述べた」。

「(前略)『食糧危機は必ず起こる。温暖化と砂漠化が進むからだ。アメリカは地下水を掘って農業をやる。地下水というのは石油と同じですぐたまりはしない。どんどん井戸を深く掘れば最後にヒ素がでてくる』と指摘」。◇麻生首相にお聞きしたい。このおっさんはまちがいなく<指名した段階からおかしかった>はず、と。もちろん、先の中山成彬前国土交通相にしたって。

★★台湾前総統、世界中でマネー洗浄か
家族名義で大量口座
asahi.com・08.09.24

◇IFSAの視点は陳水扁の疑惑そのものより、以下のような記事へと向かう。◇<★★「台湾、第2の香港にするな」 石原知事、陳水扁総統と会談・MSN産経ニュース・08.05.19

◇「東京都の石原慎太郎知事は19日、台湾の馬英九新総統の就任式出席のため、台北入りした」。◇「同日は陳水扁総統と都と台湾の関係強化について会談」。◇「その後、陳総統から日台友好促進の功績で外国人に贈られる最高勲章『特種大綬景星勲章』を授与された」。◇写真のコピーには、「陳水扁・現総統と再会、旧交を温める石原慎太郎都知事」とある。

◇中国嫌いの石原が台湾へなびくことは不思議でもないし、別に非難されるべきことでもない。◇ただ、記事からにおってくる親密ぶり。私人ではなく都知事としてやられると、<違和>なんてものじゃなくなってくる。◇ましてや、相手のマネーロンダリングが本当だったりすれば。

★★メラミン混入、
「地下工場」で2007年後半から製造販売
YOMIURI ONLINE・08.09.30

◇はじめは<★★薄めた牛乳ごまかすためメラミン混入 中国の兄弟逮捕・asahi.com・08.09.15>程度の個人的手口といった報道だったのが、ここへきてついに「地下工場」にまで飛躍した。◇被害の広がりをみれば、この「地下工場」というコトバに出会ってはじめて、リアリティが感じられたというもの。◇<地下工場=中国社会に根を張っている>のニュアンスが伝わってくるからだ。まるで地下茎のようにびっしりと。

◇<中国の食品ははなから信用しない>。IFSAがずっと以前から言い続けてきたゆえんである。

★★嵐吹き荒れるウォール街、
高額報酬の時代は終えん
MSN産経ニュース・08.09.28


◇「(ゴールドマン・サックスの-筆者註)ブランクフェインCEOの昨年の報酬総額は約6800万ドル(約72億円)」。◇「第4・四半期に巨額の損失を計上したモルガン・スタンレーのマックCEOは160万ドルだったが、2006年には4000万ドル以上を手にしている」。

◇自由競争のもと、勝ち組企業が膨大な利益の中から多額の報酬を役員に払って何が悪い。◇ダメなところは落っこちていくだけ。それが健全なる市場原理主義の掟であると、調子のいいその時ばったり人間どもは吠え続けてきた。◇その日本ブランチには、竹中やホリエや村上まで。◇つい最近ではないか。TOBとか「モノを言う株主」とかが一世を風靡(ふうび)したのは。

◇それもこれも、株が高水準にあるときの白昼夢。◇現在のような恐慌状態に陥れば、得意の自己責任からさっと身を引き、全世界を負け組にしては多額の報酬を持ち逃げする。◇いまほど市場原理主義(=カジノ資本主義)のでたらめぶりが白日の下にさらされたケースもなかろう。

◇にもかかわらず、竹中平蔵はいまだ最新の『中央公論』で対談を行っていたりして。◇<まだまだカイカクが足りないからだ!>ってか?完全に宗教の域へと入ってしまっている。

◇これに関連し、MSN産経ニュース(08.10.01)<★★【米金融危機】問われる哲学 「市場主義」苦悶の姿・MSN産経ニュース>がおもしろいが、紙幅に限界があり、できれば直接、産経新聞もしくは同・電子版をご覧いただきたい。

《IFSA好みの欄外あるいは論外記事》

★★時速百キロ、スケボーで高速道路疾走
独、高額罰金へ
asahi.com・208.09.22

◇これはIFSAもテレビで見た。オートバイの後につかまってのぶっ飛び。考えることも、スケールが違うというか、ぶっ飛んでいる。◇「ゲッピンゲン警察のシュトゥックレ広報担当は『画像を見る限りその腕前に驚かされたが、絶対にまねさせない』と、高額の罰金とともに運転免許も取り消す方針だ」。

◇警察のコメントもまたしゃれている。「腕前に驚かされた」なんて。◇ただ日本では、運転免許までは取り消さないだろう。該当する法律がないとかいっちゃって。◇ここはドイツのほうがすきっとしている。(敬称略)

★★[IFSA・阿部社会学ラボ]★★阿部道生★

〔ご参考〕IFSAとは&IFSAの経歴>はこのリンクをクリックください。

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